この建物では、別の試みが行われていました。
景氣や病氣、といった、物事を動かしている、目には見えないものでありながら、強い影響力をもっている力。「氣」
建物にも「氣」を創り出してみたいという、気持。これがありました。
文字通り手探りではありましたが、こうすればそのような力に出会えるのではないか、と。
1つには、床や壁などには、なるべく自然材といえる無垢材を使う
2つには、中心の部屋であるリビングの壁は、とくに漆喰材をぬりこんでいく、
3つには、一階の部屋周りは、ぐるっ回れるような間取りにする
4っつには、窓のような開口部はがっちりと気密性をたもちながら、周囲の外とつながりがあるようにする。
5つには、メインの部屋であるリビングに、天と地をつなぐ、神棚をしつらえる。
大きくはこのようなことが考えられました。