居心地が感情なのか感覚なのか、と問われることがあります。
分けて考えるのは、仏教的な思想の片りんなのだそうだが。
人は、入ってきた感覚情報と感情を一緒にむすびつけてみているようです。
感覚は五感から入力される情報と言われます。
その五感とは、伝統的な五感といわれる、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚
ですが、近代生理学ではそれに、
・ある固有の感覚器官を備えた別の感覚能力ー熱覚、平衡感覚、方向感覚
・運動感覚、体感覚
・痛覚
を加えられるようです
感情とは、喜怒哀楽や、悲しみやいとしいといった、気持や感じたことをさします。
感覚よりも早く入ってくる反射のようなものだそうです。
過去の経験や知識に非常に影響をうけているのが感情です。
満足感や幸福感、罪悪感といった複雑な感情もあります。
感覚と感情の関係は、たとえば、気持のいい空気に触れたとき、その触覚刺激により
大脳辺縁系に情動反応が感情としておきるのです。