人は誰でも男性性と女性性を持っているようです。
その人の性は、まず肉体的な解剖学的な形状によってきめられてきたのですが、
現在はそうでない場合も認められます。
男性性と女性性の割合が鍵となってくるようにも見えます。
男性は男性性が強く、女性は女性性が強いのだということを認めるとします。。
性差は、性によって際立った行動様式が認められとき、認められます。
もし、性差のひとつに、受け身に立つ(受動性)があるとしたら、一般的に
それは女性性の方に強くみられる傾向でしょう。
(「男女の心理比較」参考:『女性文明待望論』ー千島喜久男著 新生命医学会)
いえ、そうではなく、人間の性格のひとつに受動性があり、そう見ればその反対
(仮に積極性という)もあり、その受動性があることを指して、女性性といっても
良いのかもしれません。
日本の古語では、ここち(心地)は「ココロが積極的に対象に向かう意向・意志などの
働きに中心があるに対して、事態からその場で受ける気分・感じ」とされてきた、
そうです。(『岩波古語辞典』
すると「いごこち(居心地)は、元来、受けるものとしてある、といえるよう
です。したがって、女性性の持ち物だということになりそうです。