居心地(いごこち)とはなにか
居心地(いごこち)とは一般に
「居る所、場所、空間の心地」と思われていて、
「住み心地のこと」ともいわれている。
が、さらにもう少し丁寧にすると
「身を置く空間(場所・環境)において抱かれる(受ける)平安な(安らいだ、幸福な、気持ちのいい)心地(心持ち、気分)、また、ものごと(とくに人間関係)に対する心の置き所」
ということになってくる。
これに加えて、
「みずからの心の平安・安らぎ・落ち着きなど」の善し悪し、すなわち単なる「心の置きどころ」
でも使われる場合もある。
しかしこれだけではおさまらないほど、広く深いものであるので、定義そのものがこれからますます比較検討されていくべきものだろう。
お伝えしたい要点
1「いごこち(居心地)宣言」をしました。
「居心地」は人のこころに響く強い言葉
・ひとりでも多くの人が「居心地(いごこち)」と言う言葉を再意識しよう
・「いごこち」という言葉をマントラのように持つと気分が和み、お互いのコミュニケーションにも有効にはたらく
2 「居心地」は「快適」とちがいます
・快適は、物質的な対象物(ハード)に対して感じる感覚的な快さ
・居心地は国境を越えて、人間が求める共通のもの、外見にとらわれるものではない。
・日本語の「いごこち(居心地)」には日本人の特徴の、あいまいさ、言外に余情を残すところがある、だから快適さとは区別される気持ちの良さが問題となる。
3 家や、癒しの施設や、働く場所、公共の場など、ありとあらゆる空間づくりにとって、最終目標を居心地の良さに求めるならば、「心を取りこんだ空間」が実現するでしょう。それは記憶や思いをこめたものにもなるでしょう。
4 人との関係で、なかなかうまく距離がとれなかったり、自分の殻にこもりがちになるとき、すこしでも自分の「居心地のいいゾーン」を広げようと試みることが救いになるでしょう。
「居心地のいいゾーン」こそその人の砦である。それをどのように実現すればよいのだろうか、現代のおおきなテーマのひとつです。
5 安原喜秀と語る会-語らいの場、「いごこち(居心地)について語ろう」
安原喜秀が語る会-講演会 セミナー「いごこち(居心地)について」開催のお知らせ